なぜか他人に興味を持つことができない
あなたの周りで他人に対して怒っていたり、喜んでいたり、泣いているにも関わらず「なぜか興味が持てない」「どうでも良い」と思ってしまったことはありませんか?
また「自分に何か害がなければ行動しない」「他人のためには動かない」という心情・考え方を持ったことはありませんか?もし該当するのであれば、あなたは他人に興味が持てない気質(専門用語でシゾイドパーソナリティ障害)なのかもしれません。
この記事では他人に興味が持てない人の特徴と心理について解説を行います。
他人に興味を持てない人の特徴
他人に興味が持てないという心理は今に始まったものではなく、幼少期の時からずっと他の人に興味を持てないことが多いです。なぜなら小学校では少なからず他の人との交流はあるからです。
そして同じ空間にいる人間に対して「この人がどんな人なのか」「自分のことをどう思っているのか」といったことを考えます。そして、それらに関心を持ちます。
しかしながら、他人に興味を持てない人はそれらのことに興味を一切持つことができないのです。では他人に興味が持てない人にはどのような特徴があるのでしょうか?ここからは他人に興味が持てない人の特徴についてご紹介します。
人の話を聞くことができない
他人に興味が持てない人の特徴として「人の話を聞くことができない」という点が挙げられます。
他人に興味がないので「相手が話していること」「他人が自分について付けている評価」に興味が湧かないのです。そのため人の話に面白さを見出すこともできないのです。
また普段から他人に興味を持つことができないためどんな風に話しを聞くべきか、どのように話を聞けば良いのか分からないのです。これらの理由が重なり、人の話を聞くことができないのです。
会話をすることが苦痛
他人に興味がない人は話を聞くことに限らず、会話そのものに興味を持つことができない傾向にあります。会話に価値を見出すことがどうしてもできないのです。
会話でも相手が一方的に話を進めているのであれば相槌を打つだけで終わります。しかしながらまだ知り合ったばかりの人との交流は特に苦手としています。
また会話は相手に興味を持たなければ会話のキャッチボールを行うことができません。知りたいことが特になく、質問もないため会話が続かないのです。
基本的に一人でいる
他人に興味がない人の特徴として「基本的に一人でいる」という特徴があります。その理由は単純で他人と一緒にいるメリットがないからです。
基本的に周囲の人に対して何も思うことはないので興味・関心は薄いです。ただし周囲から悪い評価を受けないためにも敢えて何人かのグループに入る人はいます。ですが、本質的には興味がないのであまり一緒にいたいとは思っていない人が大半です。
他人に興味がない人は誰かと一緒にいることよりも一人の時間をとても大切にするのです。
感情を表に出さない
他人に興味がない人は感情の起伏を表に出さないと言われています。その背景には自分のことを知ってもらおうと考えていない点にあります。
他人の前で泣くと周囲の人から「この人はこんなことで泣くんだ」と思われてしまいます。これは考え方によっては自身を理解されたことに直結します。その他の人に自分を理解されるという行動を激しく嫌うのが他人に興味を持てない人たちなのです。
感情を表に出さないことによって他人から理解されることはありません。そして他人に興味が持てない人は同時に自身の感情のコントロールが上手いことが多いと言われています。
他人に興味を持てない原因とは?
ここまで他人に興味が持てない人の特徴についてご紹介してきました。しかし、なぜ彼らは他人に興味を持つことができないのでしょうか?
ここからは他人に興味を持てない原因についてお伝えします。
自分のことに集中をしている
他人に興味を持てない人の特徴として「自分のことに集中している」という点が挙げられます。このパターンは非常に多いようです。
受験や就活など忙しい時期に他の人のことを気にかけることは難しいと思います。自分のことに集中しているため他の人のことを集中できないのです。
他人に興味が持てない気持ちはその「他人に気にかける気力がない」と似ています。他人に気にかけないことは決して悪いことではありません。時には他人に興味を持てない時も重要なのです。
過保護に育てられてしまった
実は過保護に育てられた人は他人に興味が持てない傾向にあります。
その理由として周囲から大事に育てられ、なんでもワガママを聞いてもらえていた経験があります。大人になっていても自身が中心の世界にあると思い込んでいるのです。「誰しもが自分のことを気にかけている」という思考になってしまうのです。
そのためわざわざ自分が他人を気にかけなくても、相手の方から自分を気にかけてくれるだろうと考えてしまうのです。
他人との適切な距地がわからない
他人に距離が持てない原因の1つとして人との距離感が上手に取れないという点が上げられます。相手のことを深く知りすぎると嫌われたち、煙たがられたりしてしまうかもと考えてしまうのです。
そのため自分から関係を作らなければ、自身が傷つくことはありません。また他の人に不快感を与えることもありません。こういった理由から他人との適切な距離が分からない上に関係を作ろうとしないのです。
この問題が該当するのであれば、最初は適切な距離を掴むことが重要であると言えます。
自分のことを知られたくない
自分のことを知られたくないと考える人も他人に興味が持てないと言われています。
なぜなら、他人と関わる時間が長くなればなるほど自分と相手を知ることになります。つまり自分を知られることになります。他人に興味がない人は自分のことを知られたくないので、あまり人と関わりを持ちたいとは思わないのです。
他人に興味がないというよりも自分のことを知られたくないから関わらないという選択肢を取っています。
他人に興味がない人はどのような恋愛をするのか?
ここまで他人に興味がない人の特徴や原因について詳しく解説をしてきました。では他人に興味がない人はどういった恋愛をするのでしょうか?
他人に興味が無いのなら恋人もいないとも思えそうですが、実際にはそのようなことはありません。他人に興味はない人なりの恋愛があるのです。ここからは他人に興味がない人の恋愛的特徴について解説をします。
相手を束縛するようなことはしない
交際相手に束縛をする人はたくさんいますが、他人に興味がない人は恋人に束縛を強要しないと言われています。
恋人のことを「どうでもいい」「ないがしろにしても良い」とは思っていませんが、恋人もあくまで他人であり、恋人なりのライフスタイルがあると考えているからです。そのため他人に興味が持てない人は恋人と信頼しあえる良い関係を構築することができると言われています。
傾向として男性は女性よりも自由でいたいと考えるため、女性が他人に興味が無い人であると男性と良い関係を築けるとも言われています。
連絡の頻度は少なめで内容は淡々としている
恋人との連絡を密に取っているカップルは多く、ラインでずっとトークをしていたり、毎日に電話しているなんてケースも珍しくありません。
それに対して他人に興味がない人はあまり連絡を頻繁に取ろうとはしません。なぜなら自分の生活もある上に、恋人であっても連絡を頻繁にとることに対して面倒な気持ちを持ってしまうからです。
また他人に興味が持てない人は恋人と一緒にいる時間は好きであっても、恋人の私生活にまで関わりたいとは思っていないようです。
小さな変化には気付けない
女性に多い声として「彼氏が外見の違いに気づかない」と思う人は多いようです。主に髪型やメイク、ファッションに気が付かないと不満に感じる男性は多いようです。
そもそも男性は細かい事に気付かない傾向にあるので、他人に興味があっても小さな変化までは気が付きません。ましてや他人に興味が無い人はより一層気が付きません。なので「どうして気がついてくれないの?」と言われても「知らないよ」というのが本音のようです。
他人に無頓着な彼氏を持った時はあまり細かい変化を褒めてもらおうといった希望は持たないようにしましょう。
そもそも恋愛に興味がない
ここまでの話を全て否定するような言葉にはなりますが、他人に興味がない人はそもそも恋愛に興味がないという人も多くいるようです。
その理由として他人に興味が持てないので、誰かを深く知ることがないのです。その結果、誰かと恋人関係になることが難しいというのが原因です。
ただし、そんな人も不意に誰かのことを好きになったり、近い価値観の人と惹かれ合うことはあるそうです。また滅多に人のことを好きにならないので、一度恋に落ちると非常に一途であることも多いようです。
他人に興味を持てない個性を気にする必要はない
この記事では他人に興味を持てない人の特徴と心理についてご紹介してきました。一見クールな印象を持たれてしまうかもしれませんが、他人に興味がないということが悪いというわけではありません。
他人に興味が持てないからといって他人に冷たいというわけではありません。むしろ、ほかの人の価値観を寛容に受け止めることができる性格でもあると言えます。実際、自身に害がなければ問題ないと考える人が多いようです。つまり性格だけで人を判断するといった行動はしないのです。
また常に自身のことにフォーカスしているため行動力や知識、学歴といったことに関しては優れている傾向があります。そのため他人に興味を持てなくとも一切問題は無いと言えるのです。
現代では様々なストレスが溢れており、日々の生活がしんどいと感じてしまう人も多くいます。しかし、誰しもが楽に生きたいと考え…